2月14日の思い出
昨日バレンタインデーだったんですね。意識する年齢でもないので忘れてました。
自分にとって強く印象に残っているバレンタインデーの思い出は、小学2年生のときのものです。
当時は任天堂のファミコン(初代)が大ブームでしたが、ウチにはファミコンが無かったので、友達の家で遊ぶというのが常でした。
その日も友達のユキオの家で「バルーンファイト」という対戦ソフトで夢中になって遊んでました。
ファミコンの持ち主であるユキオに全く歯が立たず少しイライラし始めた頃に、家のインターフォンが鳴り、階下からユキオの母親が「ユキオ~!マイコちゃん来たよ~!チョコ渡したいって~!」という声がして、ユキオは階段を降りていきました。
数分後に顔を真っ赤にしたユキオが戻って来ましたが、お互いに無言のままファミコンをリスタートさせました。
当時マイコちゃんのことを好きだった自分は、涙でテレビ画面が見にくくなっていったのを覚えています。
そんな不利な状況の中、ガムシャラにボタンを押しました。
頬を伝った水滴がコントローラーを濡らしても押し続けました。
このときバルーンファイトでもぎ取った意地の一勝は、今でも自分の勲章です。